ボクシング界では過去を振り返っても日本人選手から有名になる選手はごく限られた一部の選手でした。しかし2023年現在、特に井上尚弥選手の活躍により、パウンド・フォー・パウンド(PFP)上位に名を上げる選手やこれからに期待できる選手がたくさんいます。
‐井岡一翔選手、中谷潤人選手、寺地拳四朗選手等₋
しかし、世界は広い…重量級の世界ランキングの選手を見てみると、ほとんどが海外の選手です(というより、日本では世界王者を獲得した重量級は、ミドル級で、村田諒太、竹原 慎二わずか2名です。)
海外で重量級が評価されやすい理由は、『選手層があつい』『試合が面白い』『KO決着が多い』です。
階級別にその年その年の階級別プロボクサーの人数を調べてみたので、月毎に人数は若干前後しますが調べてみたので、良ければ参考にどうぞ(^_-)-☆
■階級別プロ人数ランキング
階級 | 体重 | 2020年(4月) | 2021年(4月) | 2022年(5月) | 2023年(4月) |
ミニマム級 | 47.61kg | 256 | 212 | 182 | 252 |
ライトフライ級 | 48.97kg | 451 | 348 | 317 | 407 |
フライ級 | 50.80kg | 735 | 629 | 567 | 755 |
スーパーフライ級 | 52.16kg | 775 | 677 | 602 | 758 |
バンタム級 | 53.52kg | 1012 | 862 | 815 | 1053 |
スーパーバンタム級 | 55.34kg | 1221 | 1122 | 1116 | 1260 |
フェザー級 | 57.15kg | 1550 | 1311 | 1339 | 1582 |
スーパーフェザー級 | 58.97kg | 1585 | 1457 | 1413 | 1665 |
ライト級 | 61.23kg | 2140 | 1865 | 1957 | 2263 |
スーパーライト級 | 63.50kg | 2063 | 1837 | 1907 | 2151 |
ウェルター級 | 66.68kg | 2170 | 1932 | 1830 | 2149 |
スーパーウェルター級 | 69.85kg | 1915 | 1615 | 1766 | 1940 |
ミドル級 | 72.57kg | 1594 | 1353 | 1370 | 1513 |
スーパーミドル級 | 76.20kg | 1361 | 1215 | 1277 | 1426 |
ライトヘビー級 | 79.38kg | 1133 | 1004 | 1053 | 1316 |
クルーザー級 | 90.7kg | 1181 | 1031 | 1044 | 1172 |
ヘビー級 | 上限なし | 1323 | 1139 | 1225 | 1371 |
合計 | ‐ | 22465 | 19609 | 19780 | 23033 |
階級別 4年間の人口推移累計
見ての通り、やはりスーパーフライ級以下は高い級に比べ非常に少ない人数になります。
少ない理由としては、骨格の問題でそもそも軽量級までの減量が出来る人が限られるからです。あと、日本人やアジア人は他国に比べ骨格が小さく、体の大きいスポーツ選手はボクシング以外の世界へ進んでいく方が多い事も考えられます。
4年間の人数の平均人数で階級毎に順位を付けて並べてみました。
井上尚弥選手が2023年現在王者を獲得した階級は、スーパーバンタム級以下の4階級です。
やはりバンタム級以下では人数でかなり評価されにくいですが、スーパーバンタム級で王者を獲得した現在、世界は井上尚弥選手を認めざるを得ない状況ではないでしょうか?
また、更に階級を上げ、フェザー級、スーパーフェザー級と王者を獲得すれば、試合内容、KO率、他を寄せ付けない圧倒的な実力がさらに評価され、パウンド・フォー・パウンド(PFP)堂々1位は揺るぎないモノになるでしょう。
さすがの井上尚弥選手も体の限界はありますのでフェザー級以上ともなると、ハンディキャップも相当になるかと思いますが、頑張って欲しいですね!
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